オルゴール療法とは
オルゴールの持つ3.75ヘルツ~10万ヘルツの高周波・低周波が脳幹の血流を促進して神経とホルモンを正常にする療法です。
人間の通常の可聴域は、20ヘルツ~1万6000ヘルツです。
脳幹は生命を持続する神経の中枢で意識と覚醒に重要な神経回路であり、自律神経を支配し血流やホルモンの分泌や免役に至るまでの命令を出す大切な部分です。
オルゴール療法は対症療法ではなく脳神経の中枢から改善する根本の療法です。
つまり脳幹を正しくして、自律神経の活動を回復させると体は自然に正常に戻ろうとするのです。
現代医療が施す症状に対する治療ではなく、あくまで脳の働きを正常にすることから身体を正常にすることを行います。
悪い副作用もなく、リバウンドもありません。
現代の医療に併用して大きな効果が期待できるすぐれた療法といえます。
オルゴール療法の効果
多数の症例報告より以下の点に効果が認められました。
- 睡眠障害や過食拒食、唾液や汗が出にくくなったりする症状
- 血流の悪化から起こる手足の冷えやしびれや震え、高血圧、低血圧
- 免疫異常であるリウマチや胃炎・口内炎などの炎症、アレルギー疫患
- 甲状腺機能の異常
- 脳全体の血流量があがるためアルツハイマー病や認知症、脳梗塞後遺症
- リハビリと併用した改善例が検証されています。
料金 ※保険対象外。(1回60分。1名あたり)
療法 | 料金(税込) |
---|---|
初診料 | 約3,000円 |
個別療法 | 3,300円 |
グループ療法 | 2,160円~ |
当病院で実際に行っているオルゴール療法
オルゴール療法専用のオルゴールを用いて患者様の症状などに応じて選曲して行います。
個別療法とグループ療法を実践しています。
当院では、イスに座るだけでなく、寝転んで、さらにリラックスした状態でオルゴールの音、響きを全身で感じて頂けるように特別室をご用意しております。
バロック 交感神経の刺激(2曲・30分間)
ポーター社製 152弁
現代では、最高の音域と音色を持つディスクオルゴールです。
ディスクは「エーデルワイス」「星に願いを」「峠の家」など8枚あり、15分毎に交換します。
「完璧でないものは世に出さない」と言ってのける完全主義者ドワイト・ポーターの哲学が結晶した類まれな作品は、優れた演奏機器であると同時に美を極めた最高級の響きと音色です。
ローズ 副交感神経の刺激(1曲・10分)
72弁
曲は「パッフェルベルのカノン」です。
最高級のクルミの根材にバラの象眼が施され、根材独特の重厚な響きの低温と美しい高温がミックスされて気品のある音色が特色です。
豊富な自然倍音を持った72弁クラスでは最高の響きと音色です。
ホワイトローズ 交感神経の刺激(3曲・20分間)
144弁
曲はモーツァルトの「トルコ行進曲」など3曲です。
144弁のムーヴメントとマドロナのコブ材による重厚でまろやかな響きです。
学術的視点からみるオルゴール療法
オルゴール療法が病気を改善するメカニズム
- 脳幹への直接の刺激は、交感神経の働きを助け心臓の動きを活発にして全身の血流を促進します。
- 酸素や栄養素や白血球の流れを良くします。
- 内臓の動きを正常にし筋肉を強化して脊椎を正しい位置に戻します。また、ホルモンの分泌を正常にします。
- 副交感神経の優位は胃腸の働きを助け消化を良くします。
- 全身の緊張を解き真のリラクゼーションを呼び戻します。
- ストレスから解放されるとき健康な身体になり、心身が恒常性を保つようになります。
オルゴール療法は、低周波から高周波までの音によって脳を正常にする高位の療法と言えます。
高周波・低周波を含む音楽の大切さ
1995年、文部省大学共同利用機関放送教育開発センターATR人間情報通信所感性脳機能特別研究所、京大、脳病態生理学の合同チームにより、高周波が脳幹と視床下部を活発にして血流を促すことがPET(陽電子放射断層撮影法)で観察され、京都市で開かれた第4回神経科学国際大会で発表されました。
- A.高周波を含む音楽では全身の感覚を大脳へ送る中継点の視床下部と自律神経などを司る脳幹の血流を増大させた。
- B.高周波を削った音楽では血流が減少した。
- C.2万2000キロヘルツ以上の耳では聞こえない高周波だけの音では通常と変わらない。
B.のような可聴域だけの音や、C.のような高周波だけの場合では血流は増大せず、両方が組み合わさったA.の場合のみ血流は増大しています。
このことから高周波と低周波を豊富に含む音楽は脳幹・視床下部などを活性させていることが初めて分かったのです。
CDやテープレコーダーなどの電気的な再生音では高周波が削られているため、音楽療法の効果が少ないのです。
したがってオルゴールの響きを生の演奏で聴くことが重要であることが証明されました。
オルゴールの名曲「カノン」が自律神経に与える影響
左のグラフは関西大学保健センター所長飯田教授のデータです。
昼間に優位になっている交感神経がオルゴールで見事に沈静化する(副交感神経が優位になる)データです。
ベルリンの国際学会で発表したいほどの高いデータとのことです。
深い睡眠は大切な健康法といわれています。
「響きの有効性」の科学的な証明です。
詳しくは「オルゴール療法研究所」のホームページでご確認ください
オルゴール療法によって改善された症例などの紹介もございます。